end sheet product -WALL CLOCK-
端材の形状を利用した一点物の掛け時計
端材の形状を利用した一点物の掛け時計
end sheet productシリーズ第二弾。
東京都日野市にある株式会社ミューテック35は、精密板金をはじめ、
一点物の試作製品や意匠性の高いアクセサリーまでアジリティの高い制作を行う精密板金加工会社。
毎日の精密板金加工を行うと同時に、切り抜かれた金属板も多く出ます。
様々な製品を作る為に金属板から切り出されたパーツは、機能性を追求した結果としてあらわれる美しさがあります。
様々なパーツが切抜かれて、一度役目を終えた金属の端材を【end sheet】と名付け、偶然性を帯びたプロダクトを制作しようと考えました。
第2弾は端材を切出して制作した掛け時計。端材の造形の美しさを素直に活かしながら、
カットと表明加工をおこない、切り出されたパーツがグラフィカルで、アート性を持った掛け時計を目指しました。
板金加工を工程の中で切り抜かれた金属板廃材は、テトリスのように様々な抜き柄が構成されています。
元の目的が何だったのかはわからないけれど、何かの製品の機能をつくる過程で生まれる、幾何学的な美しさ。
また、もう二度と表れない柄でもあります。
工房で抜かれた金属板をどのように、
加工できるかを打ち合わせ
そのままの柄を活かした制作が出来ないかを考えました。
-
日々の本業で生まれる、切り抜かれた金属板端材。
それぞれ一枚一枚違った様々な柄を
幾何学的な四角や円で切り抜くことで、彫刻的な美しさをより際立たせることが出来るのではないかと考えました。
切り抜かれた板達。
この板達は一つとして同じものはありません。
ぎざぎざの円。小さな穴と四角の連続。
オリジナリティのあふれた一点物です
それぞれの形状や素材にあったムーブメントを取り付けて
掛け時計の完成をつくりました。
四角を生かした形状。建物の窓のようにもみえる。こちらは銅色に塗装を施しています。
インベーダーゲームのような抜き跡を正円で切り抜く。
形をより際立たせるようなグリーンのカラーを付けました。
-
その他にも、様々な柄のあるアートな掛け時計が出来上がりました。
世界で一つだけの、あなたの為のend sheet product-WALL CLOCK-です！
好きな形を選んでお部屋を飾ってみませんか。